日本語教師のやりがいについて

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日本語教師の仕事は日本語を教える他にも色々とやることがあり、かなりハードな仕事であることは以下の記事でわかっていただいたと思います。

では、なぜそんなハードな仕事にも関わらず、転職せずに今も日本語教師として教壇で教えている先生がいるのでしょうか。

それは、やっぱり「お金では買えない価値」や「やりがい」があるからだと私は思います。

そこで、日本語教師のやりがいというテーマで、これまで日本語教師をやっててよかったことを紹介します。


1. 学生から感謝の言葉やプレゼントをもらった時

「学生たちから感謝の言葉やプレゼントをもらった時」、これが最もこの仕事をやっててよかったと思える瞬間です。

日本語教師をしている方なら、私と同意見の先生が多いのではないでしょうか。

「先生、日本語を教えてくれてありがとう」

「先生の授業はわかりやすいし、楽しい」

「次の学期も先生がいい」

「先生のおかげで日本語が上手になった。」

こういった感謝の言葉をもらえると、今までの苦労も忘れるほど嬉しいものです。

私はクリスマスに、感謝のプレゼントとして、学生からシャツをもらったこともありました。授業で着るのは少し恥ずかしいですが、今も時々、このシャツを着て日本語を教えています。

もちろん仕事ですから、日本語を教えるのは当たり前ですが、このように感謝の言葉やプレゼントをもらえると「この仕事をやっててよかった」と改めて思います。

2. 学生の理解が深まった時

私は以前、海外の日本語学校に勤めていました。

海外の学生が日本語を学ぶ目的は様々ですが、傾向として日本のアニメやドラマが好きという学生が多かったです。

ですから、多少アニメで使われる日本語のフレーズを知ってる状態で日本語を勉強し始める学生が多いのですが、日本語を教えていると、「あのアニメで使われていた文法だ」、「この単語アニメで聞いたことある」など、彼らが過去に聞いたことのある日本語の単語やフレーズ、文法などとリンクする瞬間があります。

そして、それらを理解して、アニメで使われていた言葉を改めて理解した時、学生たちはいつも嬉しそうに反応してくれます。

そんな姿を見ると、こっちも嬉しくなりますね。

特に、アニメ好きの学生にとって「行け」や「やめろ」などの「命令形」の導入の時は、一番反応がよかったです。

3. 学生が日本語でコミュニケーションできるようになった時

日本語を勉強し始めたばかりの学生は、もちろん全然話せません。

ですから、授業以外でコミュニケーションをとるとしたら英語や媒介語を使うことが多くなります。

でも、外国語が話せない日本語教師だと彼らと授業以外でコミュニケーションをとることができません。そうなるとプライベートのことをお互いに話したいと思っても話せないですし、悲しいものです。

でも、数ヶ月も勉強すれば、「先生、週末は何をしましたか?」、「夏休みはどこへ行きますか?」など習った日本語、簡単な日本語を使って頑張って話そうとしてくれます。

そして、1年が経つと「敬語」を使う学生も増え、日常的な会話ならだいたい話せるようになります。

時には日本語で冗談を言って笑いあったり、悩みの相談を受けたり、来日当初は言えなかったことが言えるようになるのです。

そういった姿を見ると、「当時は全然話せもしなかったのに、今は冗談まで言えるようになったのかぁ」と彼らの成長を実感できるとともに、今まで頑張って教えた甲斐があったと思えます。

学生たちの成長した姿を実感すると「この仕事をやっててよかった」とモチベーションアップにもなりますし、お金では買えない喜びを味わうことができますよ。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

今回は日本語教師という仕事のやりがいについてお話ししました。

私はまだ日本語教師としての経験が浅いので、多くのことを語ることができませんが、日本語教師という仕事はとても楽しく、今後もずっと続けていきたいと思っています。

「日本語教師の仕事っておもしろそう」

「日本語教師になりたくなった」

このように思っていただける人がいたらとても嬉しいです。

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