日本語教師になるためには、社会人経験は必要でしょうか?

以前、日本語教師になるために必要な資格を書きましたが、社会人経験がなくても日本語教師になることは可能です。

しかし、私の個人的な意見として、一般企業での仕事を経験してから日本語教師になった方が良いと考えます。

そこで今回は社会人経験がある場合のメリットついてご紹介します。(あくまで私の個人的な意見です。


社会人経験がある場合のメリット

先ほども言いましたが、社会人経験がなくても日本語教師になることは可能です。

なぜなら日本語教師になるための必須条件は「大学で日本語を専攻(あるいは 副専攻)している」、「養成講座で420時間コースを修了している」、「日本語教育能力検定試験に合格している」の3パターンだけだからです。

しかし、社会人経験がある場合は次のようなメリットがあります。

社会人経験がある場合のメリット
  1. 敬語の使い方やビジネス用語に慣れている。
  2. 社会人としての常識が身についている。
  3. 日本の会社について生の情報を生徒に紹介することができる。

1. 敬語やビジネス用語の使い方に慣れている

会社では、上司や先輩と話すときや、お客様と話をするときに敬語を使うのが常識です。

もちろん、仲良くなった上司や先輩であれば、少しカジュアルな話し方で話すこともありますが、大学卒業後にいきなり日本語教師になった場合、そういったコミュニケーションスタイルには慣れていない人も多いでしょう。

また、企業での勤務経験がある方はビジネスマナー研修なども受けていますから、お辞儀の仕方や電話応対、名刺の渡し方なども指導を受けてきたと思います。

そういったことができる状態で日本語教師になるのと、何も知らないまま日本語教師になるのであれば、やはり前者の方が良いですし、学校側としても前者の方を採用したいと思うでしょう。

また、日本語教師になると、マナーや敬語の指導も必要ですから、企業での経験がある方が指導しやすいのは当然です。

2. 社会人としての常識が身についている

一般企業での勤務経験がある方は、耳にタコができるほど「報・連・相が大切だ!」といった言葉を聞かされたと思います。

報告」、「連絡」、「相談」のことですね。

これは社会人として知っておかなければいけない常識の1つです。

会社は個人プレーではなく、組織でプロジェクトやタスクを進めて行くことになりますから、トラブルがあれば、上司や先輩と密に連絡を取り合って、助け合いながら進めて行く必要があります。

社会人経験がある方は、これまで仕事を効率よく進めるために、報・連・相を意識して色々と考えながら仕事を進めてきたと思います。

ですから、日本語教師に転職したとしても同じように、どのように仕事を進めていくか自分で考えながら仕事を進める癖がついていますし、同僚や上司と密に連絡を取りながらチームで効率よく仕事を進めて行くことができます。

また、社会人としてのマナーも身についていますから、日本語教師になった後も失礼の無いよう学校内でコミュニケーションが取れることでしょう。

こういったステータスを持って日本語教師になると、学校側としてもコミュニケーションが取りやすく採用したくなるものです。

3. 日本の会社について生の情報を生徒に紹介することができる

    日本語を勉強する理由は学習者によって理由が異なりますが、「将来、日本の会社に就職したい」、「日本語を使って仕事がしたい」という人が多くいらっしゃいます。

    そんな学習者に向けて「日本の会社はね、・・・。」と企業での勤務経験が無い人が話をしても、それはネットや誰かに聞いた情報を単に伝えているに過ぎず、薄っぺらい情報になってしまいます。

    一方で、一般企業で務めた経験をお持ちの方は、「自分が以前務めていた会社では、・・・」と自分の社会人として経験を話すことができますから、日本で働きたい学生にも深く伝わります。

    将来日本で働きたい学生が多いことを考えれば、やはり社会人経験があった方が話のトピックが広がって良いと思います。

    さいごに

    今回は「日本語教師は社会人経験が必要なのか」というテーマでお話しました。

    日本語教師になるための必須要件ではありませんが、社会人経験があった方がメリットが大きいと私は思います。

    ですから、私個人の意見としては、一般企業に務めながら、日本語教師の資格をとって、ボランティアや個人で会社に務めながら教えてみる。そして、「日本語教師としてやって行けそう!」と思ったら、会社を辞めて日本語教師に転職する、という流れが良いのでは無いかと思います。

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