日本語教師になるのが不安ならまずは日本語パートナーズを体験してみよう!

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「日本教師の仕事って魅力的だけど、大変って聞くし、収入は少ないし・・・」、「養成講座を終えたけど、いきなり実践は・・・」。

養成講座を受講している学生や日本語教育に興味がある人の中には、このような不安を抱えていらっしゃる方がいると思います。

私も以前はエンジニアの仕事をしていましたし、経験0の「日本語教師」に転職ってどうなんだろうと不安でいっぱいでした。

特に、①実践経験が少ない、②待遇があまり良くない、この2点が大きな課題となるのではないでしょうか。

今回は、そんな不安を抱えていらっしゃる方におすすめの仕事「日本語パートナーズ」を少し紹介したいと思います。 (一部、経験者の方から聞いた話を元に記事を書いています。)

日本語パートナーズとは?

日本語パートナーズとは、国際交流基金が2014年から始めた事業の一つで、日本人を東南アジアの国、あるいは台湾へ派遣し、現地の学校で現地の先生と一緒に日本語を教えたり、日本文化を紹介して、日本のファンを増やそうというプロジェクトです。

このプロジェクトは2020年まで続くそうです。

以下、国際交流基金の日本語パートナーズのWEBサイトから引用

"日本語パートナーズ" は、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、
授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行います。
専門的な知識は必要なく、応募要件に当てはまればどなたでも応募できます。
アジアで多くを発見・吸収し、それを周囲へ、未来へ広げる…そんな人になってみませんか?

日本語パートナーズはどんなことをするのか?

日本語パートナーズの主なミッションは主に以下の3つです

  1. 日本語の先生のサポート
  2. 日本文化の紹介
  3. 現地の文化の理解と、日本への情報発信

あくまでも現地の日本語教師のサポートという位置付なので、教室内で一人で教えるということはありませんし、日本語教師未経験の方でも安心して参加できるプログラムです。

現地の国へ行く前に国際交流基金で約1ヶ月研修があり、ここでは、現地の国の文化や日本語教育、現地の国の言葉を勉強します

現地に派遣されてからも、1週間程度の研修があり、パートナーとなる先生と今後の計画を立てたり、アクティビティなんかを行うそうです。




日本語パートナーズの参加条件は?

  1. 最低限コミュニケーションができる英語力
  2. 満20歳から満69歳で日本国籍を有する方

最低限コミュニーケーションができる英語力」ということで、面接の時に、英語力をチェックされます。

しかし、本格的な試験というわけではなく、面接の最後に面接官の方が「こんな時どう英語で答えますか?」と言った質問をされるので、それに対して英語で答えるだけです。

給料・待遇は?

滞在費」という形で国際交流基金から毎月支払われます。滞在費は主に生活する上で必要な食費、衣料費、日用品費、水道光熱費、通信費等などを指します。

派遣国によって金額は異なりますが、毎月10万円前後支給されていたそうです。東南アジアで生活するためには十分な金額ではないでしょうか。

また、出国前に準備金としてある程度のお金が支給されるので、そのお金で現地で使う備品を購入するそうです。

どんな人が参加するの?

参加者のバックグラウンドは様々です。

日本語教師の方もいれば、普通の会社員や定年退職した方、主婦、大学生など多岐に渡ります。

ただ、経験者の方いわく、日本語教師の方や日本語教師の資格を持った方が割と多かったらしいでし、最近では学生の方も積極的に応募しているそうです。

経験者が語る魅力

何人かの経験者の方に、このプログラムに参加してよかったかどうかを尋ねましたが、皆、口を揃えて「参加してよかった」とおっしゃっていました。

もちろん現地では良いことばかりではなく、パートナーの先生とのコミュニケーション不足でうまくいかなかったり、与えられた環境の中でできることをしないといけないので、できることが制限されり、苦労する場面も多かったそうです。

しかし、現地の人、生徒、そして他の同期の仲間、多くの方に支えられたり、何より生徒が目を輝かせて説明を聞いている姿を見ると、辛いことも忘れてしまうそうです。

日本語パートナーズ派遣者の中には日本人と会う機会がほとんどないような地域に派遣される方も多くいるようで、そう言った地域に派遣された方は、とても歓迎されるそうです。

帰国前には生徒や先生方がお別れのパーティーを開いてくれて、両手には抱えきれないほどのプレゼントをもらった方、涙を抑えることができず号泣してしまった方が多いと聞きます。

海外で生活する、現地の学校で日本語や日本文化を教えると言ったことは一生できるかできないかの経験ですので、そういった経験ができるこのプログラムは魅力的かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本語パートナーズプログラムは、①現地の国の言葉を学べる、②現地で日本語教育に携わることができる、③海外生活を体験できると言った面で、とても魅力的なプログラムだと思います。

さらに、給料(滞在費)も支給され、国際交流基金と言う大きな組織がバックについているので、安心して活動できるのではないかと思います。

今、仕事をされている方は少し参加するのは難しいかもしれませんが、大学生や定年退職された方で、日本語教師になる前のステップとして、とても魅力的なプログラムではないかと思います。

2020年には終わってしまうプロジェクトなので、興味のある方は早めに応募されることをおすすめします。

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